東京・国分寺の名店「胡桃堂珈琲店」をメインキャンパスにした市民講座「クルミド大学」で、能に親しむための連続講座を担当させていただくことになりました。全12回で、能楽師や小鼓奏者を招いての座学や、参加者も足袋をはいて能舞台ですり足を体験したり、国立能楽堂の楽屋を見学したり、いろんなメニューを用意しました。
ご興味のある人は、以下の詳細ページだけでも読んでみてください。
クルミド大学・伝統芸能カレッジ
「能の扉 ~あなたは能の魅力に目覚めるか!?~」
カレッジマスター:田村 民子
定員:12名
期間:2023年4月~9月
詳細はこちらをご覧ください。
https://kurumed-u.jp/college/
説明会、も開催します。
①2023年2月25日(土)9:00~10:30
②2023年3月5日(日)9:00~10:30
③2023年3月10日(金)19:30~21:00
会場:胡桃堂喫茶店
参加費:500円(ワンドリンク込み)
お申込み:https://festina-lente.stores.jp/items/63ef0dcf93f61921fbe547b3
*また、オンラインでの同時配信も予定しております。そちらは参加費無料でご覧いただけます。
以下は、クルミド大学を運営されている影山知明さんによるこの講座の紹介文です。
この講座が生まれるまでの物語を書いてくださっているので、ここに転載させていただきます。
***
2019年秋から始まった
カフェやまちを舞台にした学びの場
── クルミド大学。
通算10個目のカレッジ(連続講座)では
ついに伝統芸能、「能」と向き合います。
自分の文脈では
『続・ゆっくり、いそげ』を
完成させるために欠かせない
残ったピースとして
この国に引き継がれる
精神性や死生観、美意識みたいなものに
向き合いたいなと思っていました。
そういう意味で、能のことは
ずっと気になっていましたし
世阿弥の『風姿花伝』や『花鏡』も
じっくり読んでみたいと思っていたのです。
●
そんな折、お店を訪ねてきてくださったのが
田村 民子 さん。
伝統芸能を支える「道具」に注目し
その世界の奥深さ
また何百年という時間を超えて
引き継がれる職人さんの技を紹介する
<伝統芸能の道具ラボ>をやられています。
まあ、マニアックですよね笑
熱弁をふるう田村さん
置いてけぼりになるぼく笑
「いやいや、ちょっと待ってください
そういうところですよ」
「あ…」
「ぼくだって能とか
興味ないわけじゃないんですから。
でもいきなりそんなマニアックな話をされても」
「ですよね」
聞けば、田村さん自身
7年にもわたって能の稽古も続けられていて
仕事柄もあり、能楽師さんだけじゃない
各方面の関係者とご縁を結んでいらっしゃると。
「え、じゃあ、こんなことできます?」
「できます、できます」
「で、じゃあ、こんなことは?」
「できます、できます」
「え、それって、すごいことですよね?」
ということで
全12回の連続講座になっていました笑
●
詳しくは講座概要、ご覧いただきたいのですが
一つ一つの講座が
それぞれになかなか得難い体験機会。
でも、関係者の方々が
とても協力的で
不思議なくらいスムースに
一つ一つの調整が進んでいったのです。
それはきっと
なかなか日が当たらない中でも
地道に続けてきた田村さんの頑張り。
そして、伝統芸能を応援したい
文化や技術を未来へつなぎたいという
彼女のピュアな思いを
みなさんが十分よく
知っているからなのでしょう。
ですので、今回のカレッジは
それぞれにとっての学びの機会であるだけでなく
能を、伝統芸能を
未来へとつないでいく
応援団になってくださる方を
募りたい思いでもあるのです。
そして多分
そういう思いをもって
接してこようとする人たちに対してこそ
能の扉は、きっと開かれるんじゃないかとも
思うのです。
田村さんも、ぼくも
はじまる前からすでにワクワクしていて
そのことが、この道の未来を
示してくれているようです。
その扉、一緒に開けに行きませんか。
▽伝統芸能カレッジ
「能の扉 ~あなたは能の魅力に目覚めるか!?~」
https://kurumed-u.jp/college/traditionals/
●
まずは是非、説明会にいらしてください。
▽
日時:①2023年2月25日(土)9:00~10:30
②2023年3月5日(日)9:00~10:30
③2023年3月10日(金)19:30~21:00
場所:胡桃堂喫茶店
お申込み:https://festina-lente.stores.jp/…/63ef0dcf93f61921fbe547b3
一応、オンラインでの配信も予定していますが
本当はやっぱり
熱を感じに、共有しに
いらしていただけたらうれしいなと思います。
○
田村さん、長年の頑張りが認められ
昨年3月には、ついに
AERAの「現代の肖像」で取り上げられるまでに。
歌舞伎の小道具復元に奔走、職人の技術を未来へ
https://dot.asahi.com/aera/2022032500039.html?page=1
ここから半年
ぼくも一緒に奔走していこうと思います。
その先に見えてくるものがあると信じて。
ご参加、お待ちしております。