ちょっと道具の話からはずれますが。
古典芸能にもヒントがあるお話かなと思いましたので、記事をご紹介します。
「カルチベートチケットとは、観客からの寄付を募り、そのお金を使って格安のチケットをつくり、それでお金のない学生や、普段演劇に馴染みのない人にも気軽に劇場に足を運んでもらう仕組みである。」
歌舞伎や演劇を一緒にみる友人から、教えてもらった情報です。
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歌舞伎座の大道具さんの言葉。
この前、ちょっと難しいのを覚えて、ホクホクしてるのですが、やっぱり基本中の基本の「(装置を)飾る」という言葉づかいが一番好きです。
決まった位置にセットする、ってことなんですが「飾る」と言ったとたん祝祭性を帯びる。耳にするたびに、いいなぁと思います。
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和傘のパーツのひとつ「ろくろ」。天からの授かりもののような感じで、ひとついただきました。
「ろくろ」は和傘にとってはなくてはならない重要なパーツのひとつ。でも、日本全国でも作れる人は現在、たった1人。危機的な状況とのことです。
仕事机の上に置いて、ときどき、触っているのですが、どの角度でもしゅっときれいに噛み合って、すごいんです。歯も細いのに折れないし。原稿執筆が行き詰まったとき、これを離したり合わせたりすると、心が落ち着く。そういう「お守り」として、売ってもいいのかも(笑・夜中の妄想)。
文楽の裏方さんを横断的に取材してきました。
首(かしら:顔や頭の部分)、床山、衣裳、小道具。歌舞伎と似ているところあり、全然違うところあり(ココがおもしろい)。現場の詳細を知らなければ、わからないことがいっぱいあるなと改めて感じました。そして働いている人が、みんな魅力的です!
平成29年8月に歌舞伎座で初演された新作歌舞伎『野田版 桜の森の満開の下』。
私はこれにはまってしまいまして、劇場で3回見ました。
野田秀樹が坂口安吾の小説「桜の森の満開の下」と「夜長姫と耳男」を下敷きに歌舞伎用に書いたものですが、ご存知のように一般の演劇では『贋作・桜の森の満開の下』として上演を重ねています。
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