調査活動
Vol. 05

(5)新型コロナウイルス感染拡大の影響を記録する(2020.4.25)

高松宮内張り子 ねこ

20/04/25 UP

伝統芸能の道具づくりに関わる人たちの経営状況が緊迫してきました。
連絡をとった職人さんたちからは、こんな声が寄せられました。

・今月(4月)までは何とかなりましたが、そろそろ対策をしなければなりません。
・5月の売上は期待出来ないので、持続化給付金を申請する予定です。
・今もらっている注文品の製作を進めていますが、製作保留をしてくれという人もでてきました。
・対象になるか微妙ですが、営業自粛協力金の申請をしました。
・何れにしても先細りになると思います。
・社長の方から職人達に休業の相談がありました。
・3月末から一切注文が入っていない状況です。ある程度予想はしていましたが、やっぱり辛いですね。

いろいろな資金的な支援策のなかから「芸能の道具に関わる人たちが使えそうなもの」を選んで、ご案内するということをやってきていますが、申請手続きをしたものの、そこから進まないという声がとても多いです。

すぐに役立つというものでもありませんが、おろおろしながら過ごしてきていた、これまでの時間を「芸能の道具という視点」で記録していきたいと思います。