鹿の子(復元) KANOKO
Vol. 8

(8)2010年3月 布地がみつかる!

鴇と緋の鹿の子

12/07/12 UP

2009年12月に、歌舞伎床山の高橋敏夫さんと一緒に
京都絞り工芸館(組織名としては京都絞栄会)の吉岡健治さん、信昌さん親子に
「鹿の子」の復元の相談にうかがってから、約3カ月後の2010年3月17日。
京都の信昌さんからうれしいメールが届きました。

「(前略)
試作品が絞りあがり、今月の末ごろに一度染めてみようと思います。
ご希望のお色に染めてみようかとおもいますが、いかがでしょうか?
(後略)」

布地さがしに難航され、いったいどのくらい時間がかかるのかわからなかったのですが
なんと、布がみつかっただけでなく、もう絞りの作業も終わっているのです!
うれしい急展開に、びっくり!
すぐに高橋さんに電話でこのメールの内容を報告しました。
高橋さんも、もちろん大喜びです。

「鹿の子復元」が成功する可能性がぐっと高まってきました。