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17/11/23 UP

歌舞伎座 2017 11/1-25 「吉例顔見世大歌舞伎」大道具の雪

歌舞伎の舞台にちらちらと舞う雪。降らせているのは大道具さんで、ちゃんと係の人がいます。

今月(2017年11月)は、雪が降る演目が多くあるので、久しぶりに雪を降らせている現場を見学してきました(高所恐怖症なので、かなりクラクラしながら)。

雪が降る演目は「奥州安達原(おうしゅうあだちがはら)」「直侍(なおざむらい)」「新口村(にのくちむら)」。なんとなく「新口村」がよく降っているイメージですが、時間の割合としては「直侍」のほうがうんと降っています。下手だけ降らせる、舞台全体に降らせる、少し降らせる、うんと降らせるなど、バリエーションも豊か。腕っぷしの強い大道具さんの仕事をそばで見ていると、いろいろな発見がありました。

歌舞伎座の雪は、薄い和紙で四角い形をしています。薄いので、ふわっと降りてきます。劇場では冷房や暖房がつけてあるため、空気の流れができてしまいます。季節やその日の気温などによって、この空気の流れが毎日異なるため、思い通りに雪を降らせるのはなかなか難しいとのこと。下手はさーっと降るのに、上手のほうはふわふわと上に舞ってしまう、ということなどが起こるようです。



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吉例顔見世大歌舞伎

平成29年11月1日(水)~25日(土)

http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/546